ao.のおはなし#02
前回のコラム「ao.のおはなし」をご覧いただいた皆さん、ありがとうございます🙇♂️
今日は続きで「ao.のおはなし#02」を書いていこうと思います。
京都と高知、偶然の出会いから私(二宮)は、のちに協業することになる岡崎から入浴剤を渡され、その日の夜に早速試してみることに。
その入浴剤は出汁パックのようになっていて、中には漢方やハーブが入っており、お湯の中で成分をもみ出して使う、めずらしいタイプの入浴剤でした。
事前に岡崎から言われていた通り、少しぬるめの温度で20分くらいゆったりと入浴します。
するとどうしたものか、見た目も香りも古臭いのに(いただいておいて、すみません笑)、足の指先までとてもよく温まるのです。
汗がじんわりと流れ出て、浴後もポカポカで心地が良いんです。
1日目は汗が出るまでに少し時間がかかりましたが、3日、5日と毎日試す間に、入浴してから汗が出るまでの時間がどんどん短くなっていきました。
いまにして思うと、毎日の入浴で汗腺の機能が高まり、新陳代謝も上がり、身体の老廃物や余計な水分を排出しやすい環境になっていたんだなと。
気持ちの良い入浴の後って、気分も爽快ですし、その後の睡眠や翌朝もすっかり調子が良く感じます。
それまでほとんでシャワーで入浴を済ませていた私は、なんだか今まで損していたような気分になり、それからは入浴から生活習慣を見直し、毎日のお風呂がとても楽しみなものになっていきました。
気づけば毎年冬に悩まされていた、しもやけもすっかり治っていました。
その後、いろんなメーカーの入浴剤を試したんですが、あの時岡崎から渡された入浴剤を上回る製品は当時ありませんでした。
後日、岡崎に入浴剤のお礼と感想を話しつつ、何気なく聞いてみました。
「とても良い入浴剤だけど売れていますか?」と。
すると返事は、「いや、あんまり売れてないよ。うちの会社はOEMの製造ばっかりだから。」と。(OEMは他社のオリジナル製品を製造すること)
それを聞いて私は思いました。「こんなに良い商品なんだから、もっとたくさんの人にその魅力が伝われば良いなと。そして、みなさんにより健康になってもらえたら良いなと。」
(前回のコラム「ao.のおはなし」でも書きましたが、当時私は京都で和漢スキンケアや通販の企画・販売を手がけるメーカーで働いていました。)
それから少し月日が流れたある日、私は岡崎に伝えます。
「岡崎さん、一緒に良い商品を世の中に届けよう。僕、高知に移住するから一緒にやろう。」と。
私は、当時岡崎が勤めていた高知の漢方製薬会社へ転職、京都から高知へ移住することを決めていました。
自分が感動した体験を今度は誰かに伝えたくて。
そんな風に思うことは人生そうそうあるもんじゃないなと。
たぶんこの辺りから、のちのao.に繋がるストーリーが加速していったように思います。
次回につづきます。